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港区白金台の白金音楽教室〜今の子供たちは歴史上もっとも忙しい?これからの時代の「ピアノとの付き合い方」〜


こんにちは。白金音楽教室の原田です。


日々、たくさんの子供たちと接していると、ふと感じることがあります。

「今の子供たちって、私たちが小さかった頃よりも圧倒的に忙しそうだな……」と。


実はこれ、気のせいではないのです。近年のさまざまな研究や調査(日本学術会議や国立青少年教育振興機構など)でも、現代の子供たちは習い事の早期化・多様化、通塾の低年齢化によって「自由に使える遊び時間」が激減しているという明確なデータが出ています。さらに、スマホやタブレットの普及で、脳が完全に休まる「余白の時間」すらも失われていると言われており、歴史的に見ても「もっとも忙しい世代」と言われています。


現代のリアルな背景と、白金音楽教室のスタンス

そんな過密スケジュールをこなして、健気に教室のドアを叩いてくれる子供たち。当然、お家での練習時間を確保するのは至難の業です。


ただ、これにはもう一つ、現代ならではの大きな背景があります。それは**「共働き家庭の増加」**です。国の統計(男女共同参画白書など)を見ても、いまや共働き世帯は全体の7割を超えています。昔のように「お母さんがお家でじっくりピアノの練習に付き添う」という時間は、物理的にも精神的にも作れないのが今のリアルです。仕事から帰って、怒涛のような家事や育児のスケジュールをこなす親御さんたちの大変さを思えば、家でつきっきりになって練習を見る余裕がないのは当然のことなのです。


こうした子供たちの限界なほどの忙しさ、そして親御さんの余裕のない日常があるからこそ、白金音楽教室では**「お家で練習してこないこと」をそのまま受け入れています。**

教室で「どうして練習してこないの?」と責めることは一切ありません。まずは元気に通ってきてくれること自体が何より素晴らしいこと。だからこそ私たちは、お家で弾けなかった分、レッスンに来てくれた時間をとにかく楽しく、笑顔で音楽と向き合える時間にすることを何よりも大切に心がけています。


しかし、その忙しさがさらにピークに達するのが「中学受験」です。当教室でも、受験期を迎えると同時にピアノを辞めていく子たちが少なくありません。「その後、どうしているかな」とふと思うことも多いのですが、受験が終わった後にまたピアノに戻ってくる子は、残念ながらなかなかいないのが悲しい現実でもあります。


だからこそ、今この場所で授けたい「一生モノのスキル」

一度教室を離れたら、もう二度と音楽と関わらなくなってしまうのだとしたら、それはあまりにも寂しいことです。


だからこそ白金音楽教室では、ピアノを習う価値を単なる「鍵盤を叩く技術」だけにとどめたくないと考えています。私たちの目標は、子供たちが「ピアノ」という枠を超えて「音楽そのもの」を愛し、限られたレッスン期間の中で、将来にわたって音楽を生かすことができるスキルをできるだけ多く習得させることです。


脳科学的にも、ピアノを習うことで脳の様々な部位が刺激され、地頭が良くなる(認知能力や非認知能力が高まる)ことはよく知られています。


それ以上に、楽譜を自分で読む力、音を聴き取る力、そして「音楽を楽しむ心」そのものを、日々の楽しいレッスンの中でしっかりと身につけておけば、たとえ一度ピアノから離れたとしても、将来また別の楽器に挑戦したり、大人になって音楽を再開したり、あるいは聴き手として音楽に救われたりすることができます。お家での練習が難しく、レッスン内での時間が限られているからこそ、その子が一生、音楽を自分の味方にできるような「生きたスキル」を、今この時間に全力で種まきしているのです。


「上達」の基準が変わる、これからの時代

ただ、現代の子供たちの練習時間が減っているということは、これからの「上達」の範囲やスピードが少し狭まっていくことも意味しています。


さらにこれからの日本は、本格的な人口減少社会へと突入します。昔のように「みんなが一定以上の高い技術を目指して競い合う」という時代ではなくなり、技術的に「ものすごく上手な人」の絶対数は、これからかなり限られてくる(少なくなっていく)のではないかと感じています。


しかし、音楽の価値は「技術の高さ」だけで決まるものではありません。ただ楽しむ、自分のペースで奏でる、その基準は人それぞれです。これからは「全員が等しく高い技術を目指す時代」から、**「自分だけの音楽の楽しみ方を見つける時代」**へとシフトしていくのではないでしょうか。


昔ほど「誰もがピアノが上手な時代」ではなくなるからこそ、その子がその子なりに音楽と出会い、楽しんでいる姿そのものが、とても尊いものになっていきます。


最後に

忙しい日々の合間を縫って、白金音楽教室に来てくれる子供たち。そして、お忙しい中で送り出してくださる保護者の皆様。

受験などでいつか卒業していく日が来るとしても、ここで過ごした「楽しかった時間」が、彼らの人生に一生モノの彩りを与えられるように。私たちは、単に技術を教えるだけでなく、ご家庭の状況に寄り添いながら、彼らの頑張りを丸ごと受け止め、音楽という一生の宝物とそれを使いこなすスキルを手渡せる場所でありたいと思っています。

まずは「ピアノが好き」「音楽が楽しい」、その気持ちを一緒に大切に育てていきましょう。

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